2年付き合っている彼と喧嘩しました。彼の家に遊びに行っていたのですが、ふとしたきっかけで彼の浮気を疑って、理由を聞いても納得できなかったんです。1時間ほど不貞腐れた態度を取ってしまいました。その態度に彼がキレて、「私に出て行け」と怒鳴りました。彼の言い分では浮気はしていないとのことでした。 私は、恐怖と悲しさと不信感といろんな感情が溢れて、混乱して泣いてしまいました。ただ、出ては行きませんでした。もう一度、浮気をしていないか確認して、私が疑問に思ったことをきちんと説明してもらいました。 私が、浮気を疑ったのは、彼が近況など自分のことを全く話さない、私の近況なども聞いてこないので大切にされている感じがしなかったからです。もっと近況など話をしたい、何を考えているかわからない、私のことを大事にしようとしているのかわからないと、泣きながら、一生懸命、伝えました。 私が話しているときは、彼は黙って私の話を聞いていました。けれど、たびたび携帯を触りニヤついたり、誰かとLINEのやりとりをしている感じでした。何かおかしいと思い、なんとなくSNSをみてみると、私とケンカをしている最中に、彼が投稿をしており、しかも他の女性と彼の写真でした。 非常にバカにされていると感じ、「酷い」と伝えたところ、またキレて私に出て行けとも怒鳴り散らしたため、帰宅しました。私の気持ちとしては、ケンカ別れというのは気分がスッキリしないです。だから、このまま、終わりたくないという心情です。 けれど、結婚を意識している私にとっては、今回のことは許したくない出来事でした。ちなみに、彼の恋愛スタイルは、典型的な回避型で、プライドが高く、自分から謝りません。なので、きっと、今回も、自分が悪いなんて1ミリも思っていないと思います。 浮気をしていないことを信じられず、幼稚な態度をとってしまった私も悪いと思いますが、私が萎縮してしまうほど、怒鳴り散らす彼からは愛情を感じません。別れるにしても、続けるにしても、私がスッキリするには、やっぱり、仲直りするしかないのでしょうか……? こんにちは。恋愛コンサルタントの田端裕司です。前の会社で勤めていたときの話です。あるとき、コールセンター部門で働いていました。大半は、普通に問い合わせだったんですが、当然、苦情もあります。ただ単に、苦情を伝えられるだけなら、まだOKなんです。 けれど、電話を取ると、怒鳴り声からスタートすることもあったんですね。相手にとって、どういうキッカケだったのかは分かりません。とにかく、大きな声で怒鳴ってくるわけです。で、相手の話を遮って、無理に話をしようとすると、よけいに怒り出すみたいなこともありました。 だから、しょうがないので、とりあえず、相手が一息つくまで、話を聞いていました。じゃないと、前に話が進まないからです。最初の頃は、怒鳴られている時間が苦痛でしかたがありませんでした。 けれど、そのうち、誰かに何か言わないとキツいとか、自分の話、自分の不満を誰かに聞いてもらいたいんだろうなと思い始めたんです。なぜなら、共感できる、できないはともかくとして、話を聞いてもらえる人がいるかどうかってことは、その人の幸福度に直結していることを心のことを学ぶうちに知ったからです。 さて、ご質問に戻ります。いくつかの視点から、お答えできると思いますが、絞ってお答えします。 特に女性にとって、パートナーがきちんと自分と会話してくれるとか、自分の話を聞いてくれるとか、パートナーが自分に、気持ちを話をしてくれることは、とても大事なことです。 パートナーときちんとコミュニケーションを取れているということは、幸福感に直結しますから。だから、多くのメディア、専門家が「コミュニケーションが取れる人をパートナーに選ぶなさい」と伝えているのは、そういった理由からです。 で、あなたが、彼に怒ったり、すっきりしないと感じているのは、あなたが伝えたいことを彼が聞いてくれていないからです。もしくは、仮に彼なりに聞いていたとしても、あなたが彼は聞いてくれているという実感が持てていないからです。 ただ、ご質問内容を何度か読みましたが、彼は、回避型ということもあって、あなたの話を聞く姿勢をなかなかとってくれないようです。なので、仮に仲直りしたとしても、あなたの話を聞く姿勢をとってくれるでしょうか? つまり、共感できるかどうかはさておき、あなたの話を聞く姿勢がなければ、もし彼と仲直りしたとしても、その後、長期的関係、結婚生活がうまくいくとは思えません。だから、そのあたりを踏まえたうえで、彼と仲直りするかどうか考えたほうがいいでしょう。 最後に、あなたは、すっきりしない、もやもやを抱えているようです。けれど、あなたが堰き止める気がなければ、そのうち、流れていきます。つまり、その気持ちは忘れていきます。もちろん、思い出すことはあるでしょう。けれど、いずれ、好きになった以外は忘れてしまうものです。 だから、最後はあなたの判断になりますが、今、すっきりする、しないにこだわる必要はないですよ。 参考になれば、嬉しいです。